この二三日知人の伝手で箱根の会員制のリゾートホテルに泊まってきました。
箱根までの順路を検索すると、東名高速ルートと小田原厚木ルートの2択がありましたが、両ルートの所要時間はほとんど同じなのに高速料金は半額で済むので小田原厚木ルートを利用することにしました。
お蔭で小田原では、かまぼこで有名な「鈴廣かまぼこ」の本店を見る事が出来ました。お店に入ると着物姿の年配客が多いのに驚きました。
さすが老舗の小田原かまぼこ!
箱根の町へ入るとあいにく雨模様でしたが、霧雨に包まれた芦ノ湖のたそがれ的な風景や仙石原の時期外れの枯れたすすきの風景、そしてホテルの大窓から見える霧雨の景色など、わびさびの世界を楽しんできました。
ホテルでは、美味しい料理を堪能し白濁温泉(大涌谷温泉)に3回も入ってきました。
箱根大涌谷は江戸時代まで、火口の形状から地獄谷と言われていたそうですが、
明治天皇がお越しの際、その名では恐れ多いとされ大涌谷と変えられたそうです。
どっぷりと泉質を堪能した後、着替え室で品の良い年配の女性に声をかけられ
10分程お話をしました。
着物の話題から私が「池上季実子さんが好き」と話すと、「二三日前に彼女が浅草でテレビの撮影をしてたわよ」とのことで、ハイソな方の日々の生活を垣間見たような気がしました。
会員制のホテルの入会金は何百万円もするようですが、お友達やビジネスパートナーを作る機会が無理なく与えられることを考えると決してお高くないような気がしました。
チェックアウト時に偶然その方にお会いしたのですが、自然な着こなしで大島紬の着物をお召しになった姿に、ジェラシーを感じる自分が少し淋しい気持ちになった今回の旅行でした...
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小田原かまぼこの
老舗「鈴廣本店」の豪奢な店構え。
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店内は着物姿のお客様が多いのに驚きました。
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まるで宝石の
ように飾られたかまぼこ!
専属の
デザイナーさんでもいるのでしょうか?
和風の店内は
どこも綺麗に
コーディネートされてました。
試食もたくさんあり!
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かまぼこ屋さんなのに可愛いバッグもセンスいいな。
目に留まった椿柄の軽そうなトートバッグ。
私は黒いのが好きです。
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霧雨に包まれた
芦ノ湖の寂しげな
風景。
年末でお天気も悪かったので人も少なかったです。
左の建物はお土産屋さん兼用の
船着き場。
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時期外れで
すすきの白穂が飛んでしまった「仙石原」の
枯れた風景。
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部屋の
大窓からの贅沢な景色。
そのご婦人曰く、大島紬はとても軽いので一度着てしまうと他の着物が着られなくなるとか。
着物の落ち着いた色合いもこの時期の箱根にとてもお似合いで、
東京から着物で車に乗って来られて、この前は京都まで行ってきたのよとお話しして下さいました。
私はうっとりそのご婦人を見ていました...
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部屋からの
パノラマビューを眺めなら
スライスレモンと
アールグレイのお茶で一息。
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