家の中で結露させないためには?(換気遍Ⅰ) Vol.12

結露は、屋内外の温度差が大きく湿度が比較的高い環境で発生します。

例えば、冬の外気で冷やされた窓ガラス室内側に、温かい室内に蓄えられた豊富な水蒸気が冷やされ飽和点に達し結露します。

 

ですから、夏の外気や冬の室内など湿度が比較的高い環境で、夏の冷房や冬の暖房で室内外の温度差が大きくなると、

夏は外気からの無尽蔵の湿気が冷房で徐々に冷やされた室内壁の裏側やビニールクロスの裏側で結露します。

冬は暖房で暖められた室内に生活活動で発生する水蒸気が蓄えられ、外気で冷やされた窓等の室内側に結露します。

 

しかし、換気で室内の湿度を適度に低くしたり、家に十分な透湿性能調湿性能を持たせることで湿度が過度にならないよう調湿され、低い温度面でも結露しなくすることができます

 

ところで、十分な透湿性能調湿性能を持たない高気密の家では、24時間強制換気で湿度を過度に低く抑え結露を防止しています。

また、24時間強制換気シックハウスの原因となる有害な揮発性ガスを排出する働きも担っています。

 

本来、合板などのシックハウス建材を使っていない自然素材の家であれば、高気密であっても、ちょっと窓を開る穏やかな自然換気で人に十分な酸素を室内に取り込めますし、加えて十分な透湿性能調湿性能を持っていれば結露もせず、24時間強制換気は不要なのです

 

せっかく暖房で温めたり、冷房で冷やした室内の空気を24時間強制換気排出するのは矛盾に満ちたエネルギーの無駄、日本の住宅行政(建築基準法)の愚策です。

たとえ熱交換機能を備えた換気システムでも24時間稼働させるのは、電気代と熱エネルギーの膨大なロスですし、冬の24時間強制換気は室内を過乾燥状態にします。だから、冬に加湿器を求めることが多いのです。

でも元来、高気密の家では、人体、調理、風呂等から発生する水蒸気で冬でも十分な室内湿度を保てるのです。

 

24時間強制換気は矛盾に満ちているだけでなく、私達生き物にとって不自然で生理的な負荷になると思われます。(次回は透湿調湿についてお話しします)

  

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