屋根の下ぶき防水シートにご注意①(改訂版)冬季は防水シートの屋根裏側に結露しやすい! 雨の物語♪

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2024年6月14日付けブログで、ログハウスの屋根裏にセルロースファイバーをたっぷりと吹き積もらせた施工事例をご紹介しました。

 

今回は屋根つながりで、雨漏りを防ぐ屋根の下ぶき防水シートについて考察したいと思います。

屋根の下ぶき防水シートは、水を通さないブチルやゴム等の素材で作られた厚手のシートで屋根瓦の下に貼って雨水の侵入を防ぎます。

でも防水シートは透湿性が無く、水蒸気(≒湿気)を通しません。

防水シートで雨漏りは防げますが、冬季には外気で冷やされた屋根の下ぶき防水シートの室内側に結露が発生しがちです。

結露が発生するプロセスは、室内の湿気を多く含んだ温度の高い空気が部屋内の隙間から屋根裏に上昇しますが、屋根の下ぶき防水シートでせき止められた水蒸気は外気で冷やされ飽和し下ぶき防水シートの室内側で結露するという仕組です。 

防水シートは用途によって、防湿シートと呼ばれることがあります。

確かに防湿シートの向こう側に湿気は行けませんが、湿気を通せんぼすれば防湿シートの手前側に湿気が溜まり、冷やされると住宅に大敵な結露が発生します。

つまり、防湿シート(防水シート)は名ばかりで結露シートなのです。

結露は万病の元であるカビを発生させます。

そしてカビ→ダニ→ゴキブリ→ネズミと嫌忌的食物連鎖が続きます。

 

余談ですが、灯油やガス等の炎で暖房すると水蒸気を発生するので、結露が気になるのであれば、ヒートポンプ式のエアコン暖房がお勧めです。

ただ、室内での生活に伴う(人やお風呂、ガスコンロ等の)水蒸気発生も多大なのでヒートポンプ式エアコンにしたからといって安心はできません。

 

このように防水シートで結露を防ぐのは無理があります。

根本的な結露対策は、家全体を調湿性の高いセルロースファイバーで覆い、室内壁や天井には透湿性を持たせてセルロースファイバーが調湿できるようにすることです。

 

つまり、室内の湿度が高くなれば透湿する内壁を通し、壁内のセルロースファイバーが水蒸気を吸収し乾燥すれば放出して、室内の湿度を適度に調湿する家です。

 

具体的には、部屋の内壁や天井の石膏ボードにはビニールクロスの代わりに透湿性の和紙を貼ったり漆喰塗りにしたり、石膏ボードの代わりに無垢板を貼って室内の湿気を壁内や天井裏へ透湿させ、セルロースファイバーが調湿できるようにします。

また、タイベックのような透湿防水シートで家屋を覆えば高い気密性と透湿性が両立します。

加えて、ログハウスのように家全体が無垢の木で出来ていれば、湿気がさらに調湿される環境が整います。

ただし、ログハウスは気密性が低い場合があるので、セルロースファイバーのような断熱材で間欠なく覆うと完璧です。

 

手前味噌ながらセルロースファイバーのように調湿機能の秀でた断熱材を屋根裏にたっぷりと吹き込めば、室内側の湿気をセルロースファイバーが余裕で調湿するので、屋根裏や壁内で結露することはなくなり家が長持ちし、人も健康な生活をおくれます。

 

②に続く

 

2024年6月14日付けブログでご紹介したログハウスの屋根裏には厚さ約30cmでセルロースファイバーをたっぷりと吹き込みました。

下左画像は切妻屋根裏両サイドに44箇所程有る口径約40cm✕30cm、奥行き約5mもある大きな筒状の穴。(グラスウール断熱材を取り除いた後の穴です)

下右画像はその穴の一つので、セルロースファイバーが穴の入口上部まで吹き込まれてます。


 

結露の問題は私のライフワークです。

このテーマでご意見やご質問を頂けると嬉しく思います。

そして、日本の気候風土にあった家づくりを追及できたら幸いです。

 

結露は、地域の気候特性や家屋の立地環境など多様な要因が複雑に絡み合う難しい問題ですが、結露の発生原理を理解すればどのように対応するのが良いか自ずと判明します。

 

このブログを読まれた皆様におかれましては、反論、質問、ご意見、何でも結構ですのでコメントを頂けましたら嬉しく思います。

 

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