防湿シートは湿気を防げるか?②   夏は結露製造膜になる?!   ナイトトレイン♪

(前回までのあらすじ)

防湿シートは湿気を防げるか?① 湿気をブロックする是非

 

前回は、防湿シートを壁内に貼ると、冬季は防湿シートの室内側に結露しやすいことをお話ししました。

 

一方夏季は、冷房を半日以上つけていると外壁内の防湿シートまで冷やされ湿度の高い外気が防湿シートの屋外側で結露します。

特に夏場の壁内結露は厄介です。

 

日本の夏は高温多湿で防湿シートが冷房で少し冷やされただけで結露が生じる上に、結露となる湿気は外気から無尽蔵に押し寄せて来るからです。

 

ですから、夏季の冷房や冬季の暖房などで人為的に室内外で温度差が生じると防湿シートの温度の高い方の面(温度の低い側の裏側)に結露が発生しやすくなります。

 

なぜならば、日本の気候と生活環境では温度の高い方(冬は室内、夏は外気)の湿度が通常高く、防湿シートが温度の低い側の温度(冬は外気温、夏は室内冷房温度)に冷やされると、温度の高い側の湿気(水蒸気)は飽和状態となり温度の高い側の防湿シート表面に結露するからです。

 

下のダンネツコラボ.com様から拝借したグラフの結露例は、室温20℃・湿度40%という決して高い湿度ではない場合でも、外気温の低下で結露面の温度が7℃以下になると水蒸気が飽和点を超えて結露が発生します。

 

まして高温多湿の夏場の空気は多量の水蒸気を含んでいるので、長時間の冷房で外壁の室内側壁が冷やされると、まるで氷水を入れたガラスコップのように大量の結露が防湿シートの屋外側に発生します(下図)。

 

繰り返して言いますが、防湿シートを壁の中に貼ると冬はシートの室内側に、夏はシートの室外側に結露が生じやすくなります。

  (③に続く)

 

 結露の問題は私のライフワークになりました。

このテーマで多くの方のご意見やご質問を頂けると嬉しく思います。

そして、日本の気候風土にあった家づくりを追及できたら幸いです。

 

結露は、地域別の気候特性や家屋の立地環境など多様な要因が複雑に絡み合う難しい問題すが、結露の発生原理を理解すればどのように対応するのが良いか自ずと判明してきます。

 

このブログを読まれた皆様におかれましては、反論、質問、ご意見、何でも結構ですのでコメントを頂けましたら嬉しく思います。

 

グラフはダンネツコラボ.com様から拝借

 

赤ん坊を抱いて夜汽車に揺られながら逃避行する女性の曲

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