防湿シートは湿気を防げるか?③       ミッシェル♪

(前回までのあらすじ)

防湿シートは湿気を防げるか?

防湿シートは湿気を防げるか?

 

前回は、防湿シートを壁の中に貼ると冬はシートの室内側に、夏はシートの室外側に結露が生じやすくなるというお話しをしました。

 

勿論、防湿シートの表と裏の温度差が発生しにくいように断熱材を防湿シートの片側に貼ったり、壁内に結露が発生しても乾きやすいように換気層を設けたりして対応していますが、それでも長時間にわたって暖房や冷房をすると壁内の防湿シート表裏に温度差が長時間発生し、温度の高い側の防湿シート表面に結露が発生します。

 

特に、何度も言いますが、夏場に長時間冷房をすると湿った外気が無尽蔵に防湿シートの外気側表面に結露し、グラスウールなどの調湿しない断熱材が結露を貯め込んでカビが発生し家屋の寿命を大幅に縮めます。

 ですから、壁内に湿気を通せんぼする防湿シートを貼るのは言語道断なのです。

 

例えば、高い防水性が要求される外壁を漆喰など透湿性の建材で造った場合は、外壁側に透湿防水シート(水蒸気は通すが水は通さないシート)を貼って湿気を透過させながら防水性を確保するのが正解だと思います。

 

防湿シート(非透湿)と透湿防水シート(透湿)の特性の違いは、ビニール(非透湿)の雨合羽が蒸れるのに対して、ゴアテックス製(透湿)の雨合羽は蒸れにくい事例が分かり易いと思います。

 

でも、北海道や北陸等の豪雪地帯の冬は外気の湿度も高く外壁に接するまで雪が積もることもあるので、家屋内外の温度差と湿度差および凍結等の複雑な関係が壁内の結露問題に関係してきます。

(続く)

 

 結露の問題は私のライフワークになりました。

このテーマで多くの方のご意見やご質問を頂けると嬉しく思います。

そして、日本の気候風土にあった家づくりを追及できたら幸いです。

 

結露は、地域別の気候特性や家屋の立地環境など多様な要因が複雑に絡み合う難しい問題すが、結露の発生原理を理解すればどのように対応するのが良いか自ずと判明してきます。

 

このブログを読まれた皆様におかれましては、反論、質問、ご意見、何でも結構ですのでコメントを頂けましたら嬉しく思います。

 

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