「暖かい家」は「乾燥する家」と考えてください?

25年ほど前に建てた家の反省から過去10年以上にわたり20社以上の工務店やハウスメーカーを見て来ましたが、その中でトップの候補に残った工務店さんの季刊誌に標題のフレーズが書かれていました。

 

この工務店さんは断熱性が優れ透湿性の建材をなるべく使った長持ちする健康住宅を建てられるとても良心的な会社です。ですから、この工務店さんの季刊誌には真実の言葉が散りばめられています。

 

 

温度が高いほど空気中に多くの水蒸気を含むことができる(飽和水蒸気量が増す)ので、調湿機能の低い一般的なお家ではエアコン等の暖房で室内温度を上げると標題のフレーズのように室内湿度は相当下がります。だから皮肉を込めて表題のフレーズになったのです。

 

でも室内温度が同じ20℃であれば、乾燥しているより湿度が高い方が温かいのは経験上わかる通りです。それは、水蒸気の粒子間で放射熱をキャッチボールして室内に熱を留まらせるからです。水蒸気は透明なお布団のようなものです。

 

一方冬につける加湿器は、まるで放火魔の消防士が真っ先に火事場に駆けつけて報奨金をもらうような自作自演の偽善行為「マッチポンプ」だと去年12月20日付けブログで述べた通りです。

 

調湿機能の低い家が大半を占める日本では加湿器は冬には欠かせないものと思われているのは残念です。冬は乾燥し夏は高温多湿になり、一年中カビが発生しやすいビニールクロスで囲まれた閉塞的なお家はもう御免です。

 

実は、水蒸気を木質繊維内に宿すことで秀でた調湿機能を有するセルロースファイバーは温度を一定に保つ調温機能も高いのです。つまり、冬は水蒸気とともに熱エネルギーを蓄熱して、夏は気化熱で温度を下げる働きがあります。

 

私は、シロアリの問題さえ解決できれば無垢の木材で作った家が本当は良かったのですが、現状ではシロアリに食害されない軽量鉄骨のヘーベルハウスが良いと判断しこのショールームを建てました。(シロアリの問題も人には無害な方法でいつか解決されることを望みますが...)

 

鉄骨の家は熱を伝えやすいので木材の家に比べて断熱性では相当不利になることは否めません。それでも、私のショールームは窓枠から結露があふれ出るようなこともなく、また加湿器を使わなくても室内湿度を60%前後に保つことができます。

 

ですから私のショールームは、冬は少しの暖房だけで室温18℃以上で湿度60%前後に維持することができます。これは美容と健康に丁度良い温度と湿度だと感覚的に思います。

 

 

株式会社明成の温湿度計です。

この温湿度計によると、

快適な温度は18℃~25℃、

快適な湿度は40%~65%位

でしょうか...

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