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今日の話題は、以前読んだ本「スタンフォード式 疲れない体」のお話しです。
アメリカ合衆国は2016年のリオデジャネイロオリンピックで121個のメダルを獲得した世界一のスポーツ大国(2位の中国は70個)ですが、その内27個のメダルがスタンフォード大学の学生が獲得したそうです。
スタンフォード大学は全米大学体育協会の総合ランキングで1994年から23年間連続で断トツ1位を維持している文武両道の大学だそうです。
この本は、そのスタンフォード大学スポーツ医局でアスレチックトレーナーをしている山田知生さんがご自身の研究と体験から学んだ「疲れない体」にするポイントを列挙した本です。
その中でも山田さんが一番重視している「腹圧呼吸」(IAP呼吸/IAP= Intra Abdominal Pressure) をご紹介します。
「腹式呼吸」は知ってるけど「腹圧呼吸」(IAP)は初めて聞いたという方も多いのでは...
対比するために「腹式呼吸」を先ず説明します。
「腹式呼吸」は、息を吸う時はお腹を膨らませ、息を吐く時はお腹を凹ませます。
「腹圧呼吸」(IAP)もお腹で呼吸し、息を吸う時はお腹を膨らませるのは同じです。
でも、吐く時はお腹が膨らんだ状態を筋肉で維持しながらゆっくりと息を吐きます。
「腹圧呼吸」(IAP)をすると肺の下の横隔膜が腹腔側に引っ張られ呼吸が深くなるとともに、ホルモンの分泌や血行が良くなるそうです。
同時にお腹周りの筋肉が鍛えられ、体の軸(体幹)がしっかりするので脊髄と共に体の中心が支えられます。(下図)
だから腰痛改善にも良いそうです。
息を吐く時にお腹を膨らませるなんて不自然な呼吸のように思われますが、一流のアスリートの中には「腹圧呼吸」(IAP)を本能でしている人もいるそうです。
家の旦那は起床時にお腹に不快感を感じると以前から言っていたので、原因は横隔膜があまり動かない浅い胸式呼吸のために腹部の血行が悪くなっているのかなぁ~と、この本を読んで思うようになりました。
旦那には、就寝時と起きている時もなるべく「腹圧呼吸」(IAP)をするように指導しました。
最初は相当意識しないとできないようでしたが、体の調子が良くなるので体が徐々に馴染んで来たようです。(お腹の不快感が減少するので腹圧呼吸をしたくなるみたいです)
人間の頭はボーリングの玉ほどの重さがあり、関節だらけの脊髄が支えているのですから、ちょっと油断すると体が不安定になるのは想像できます。
だからお腹の外側の筋肉を付けて円筒状に体幹を鍛えると体が安定するのでしょう。
また、耳と肩を結んだラインが地面と垂直になるように立つと疲れにくいそうです。
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