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今や亜熱帯と化した日本の夏は、以前にも増してシロアリの天国に違いありません。
シロアリに関しては、2019年2月1日のブログ「浴室リフォームの8割に蟻害や腐朽!」、2016年9月15日付けブログ「無垢の木造住宅への想い Vol. 4」~Vol.7で再三ご報告してきました。
風光明媚な伊豆の施工現場に行くことを楽しみにしていた旦那の計画を、おじゃんにしたのは忌々しいシロアリでした。
緑に囲まれた日当たりのよい伊豆の一戸建てを別荘としてご購入され、お客様からお問い合わせを頂いたのは9月初旬でした。
10月中旬までに内壁と床板を剥がすので、一階の床下と壁にセルロースファイバーを吹き込んでほしいとのご依頼でした。
お話を聞くと、シロアリが怖いので一階の床下と壁を、ホウ酸を含んだセルロースファイバーで覆って防御したいとのこと。
ところが、10月初旬に内壁等を剥がす作業を始めたところ、なんと母屋を支える梁が既にシロアリに食べられていて、一階はもっと酷いだろうとのことでした。(特にベイ杉材が酷かったみたいです。)
お客様が下した苦渋の決断は「そのままにはしておけないので全部解体して更地にする」でした。
シロアリは森の掃除屋さんとも、森を耕す土木屋さんとも言われ、一方的に悪者扱いするのは公平でないと思いますが、それにしても忌々しいシロアリです。
大変な状況のお客様でしたが、セルロースファイバー施工をキャンセルしたことにお気遣い頂き、かえって申し訳ないくらいでした。
こちらは、「小さな別荘を低予算で建てては如何ですか」とご提案するのがやっとでしたから...
私が描いた小さな別荘は、半地下のベタ基礎の分厚いコンクリートで地熱と蓄熱を利用します。
壁と天井は約1.2トンのセルロースファイバーで断熱・防音・蓄熱・調湿します。
半地下の部屋はジメジメしがちですが、セルロースファイバーが水換算でお風呂約一杯分の水蒸気を調湿するので冬でも過剰な結露は発生しません。
左上)東側面透視図(DIYで2階床敷設)
左下)南正面透視図(左地下に水道管)
右下)プラン(上下水道管も表記)
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