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2025年9月8日付けブログで今年の8月〜9月にかけての猛暑日の室内外の温度差等をご報告しました。
2017年12月〜2018年12月には室内・室外の温度差等を毎日計測したこともありましたが、秋分の日を過ぎた本日朝6時の相模原市南区にある私の自宅兼ショールームの室内・室外の温度差と湿度差をご報告します。(猛暑や厳寒日だけでなく快適な季節のご報告です)
2025年9月24日(水)午前6時計測(天気/最低・最高気温)晴れ/17℃・26℃
温度 湿度 最低湿度(時間/温度) 最高湿度(時間/温度)
室内 23.6℃ 52%
室外 17℃ 84% 46%(14:00/26℃予報) 84%(5:00-6:00/17℃)
差異 +5.6℃ -32P
半袖短パン姿で就寝する旦那は九州生まれの寒がりですが、朝6時に起こすと外は17℃と薄着では寒いはずなのに、「少し肌寒いけど気持ち良い」と元気よく起床しました。
いくつかの窓が開けっ放しだったにもかかわらず、室内の温度は23.6℃、室内湿度は52%と、人間には丁度よい温度・湿度だったからです。
その理由は、天井裏や壁に吹き込んだセルロースファイバーが透湿性の高いホタテ漆喰壁を通して調湿してくれると同時にセルロースファイバー内の水蒸気が蓄熱した熱を室内に放出してくれたからです。
なので厳しい冬の朝ほど、その有り難さを身にしみて感じます。
以下は、上述のブログ室内外の気温・湿度からの抜粋(外気温度が−6℃でも室内は14℃、温度差は20℃!)です。
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2018年2月7日(水)午前7時(天気/最低・最高気温)晴れ/-6℃・7℃
温度 湿度 最低湿度(時間/温度) 最高湿度(時間/温度)
室内 14℃ 60% 60%(7:00/14℃) 65%(21:00/17℃)
室外 -6 ℃ 54% 26%(12:00/5℃) 54%(7:00/-6℃)
差異 +20℃ +6P
調湿機能(水蒸気を吸収・放出する機能)の秀でたセルロースファイバーは、生き物が快適に過ごせる室内空間を自然の力で具現化してくれる理想の断熱材なのです。

《おまけ》
どちらかというと、私と同じ暑がり屋のフクちゃん(11歳)。
涼しくなって快適そう。
短髪に柴犬刈りして約2ヶ月経つので毛がシャギーに伸びてカワイイ!
以下は、2025年6月23日のブログ「エコキュートを0円で設置できる?期せずしてセルロースファイバーの実力再確認!」からの抜粋です。
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屋根裏をセルロースファイバーで断熱すると、夏の猛暑日でも木陰にいるみたいに天井からの輻射熱を大幅に低減してくれるので、数ある断熱箇所(壁や床下等々)の中でも屋根裏断熱は室内の快適性を改善する効果が一番高いと上述のブログでお話しました。
私のショールームの屋根裏には、約30㎝厚み(7kg/㎡)でフカフカのセルロースファイバーを吹き積もらせています。
そのお陰で、夏季の灼熱の太陽熱で熱く焦がされた屋根から2階の室内に向けて発する高温の輻射熱が感じられず、窓を全開にして扇風機で室内に爽やかな風を通します。
そのため、最高気温が35℃以上でない限り夏でも冷房なしで扇風機で涼を取れます。
流石に外気温度が35℃以上だと扇風機の風が生暖かくなり、お昼位からシャッターを閉めて冷房を23℃に自動設定して延べ60分/日ほど冷房をつけます(30分間付けて1時間後に再度30分付ける感じ)、2階の31畳の居間は8畳用(200V仕様)の冷房を付けて15分程で寒くなるくらいです。
夏季は、主に夜間の室内活動(人体、調理、風呂等々)から発する湿気を屋根裏のセルロースファイバーが吸湿し、太陽光線が屋根に降り注ぐ日中は、セルロースファイバーが吸収した水蒸気を放出し太陽の輻射熱を屋根裏に充満した水蒸気が吸収します。
まるで雲が太陽の熱エネルギーを吸収して曇りの日は暑さが和らぐのと同じです。
つまり、夜間に室内の水蒸気をセルロースファイバーが吸湿し、昼間は太陽熱エネルギーを水蒸気が吸収し活発に浮遊し始めると、屋根裏空間に水蒸気が充満して太陽の輻射熱を雲のように吸収し続け、その後、さらに激しく運動する水蒸気分子は屋外へ逃げて室温を下げてくれます。
冬季は、室内暖房で暖められた湿度の高い暖気が上昇しますが、屋根裏に吹き積もったセルロースファイバーが屋外に暖気が逃げるのをせき止めるとともに温かい水蒸気を吸湿し蓄熱すので室内は暖かく保たれます。
自重の10%以上もの水蒸気を調湿するセルロースファイバーは、他の断熱材や建材にはないダントツの調湿性能を持ち合わせています。
私は、ヘーベルハウスで造ったこのお家で8年近く暮らし、軽量鉄骨造りという断熱的にハンディのある建築構造に加え、ヘーベルハウスから引き渡し後に室内側石膏ボードに開けた無数の小さな穴(直径10cm位)から側壁内や天井裏にセルロースファイバーを吹き込むという、断熱施工としては間欠部分が多く発生する不完全な断熱施工でしたが、それでもセルロースファイバーがこれだけの断熱性能を発揮することに驚きます。
熱伝導率だけを見れば、ウレタンフォーム0.024に対しセルロースファイバーは0.04で一見劣りしますが、熱貫流率U値は空気を繊維間に多く蓄えたセルロースファイバーが0.5に対しウレタンフォームは0.53とセルロースファイバーの方が実際の断熱性能は高いのです。
加えてセルロースファイバーは、この数値だけでなく、新聞を綿状にほぐしているので驚くほど調湿機能を持っていて、上述のようにセルロースファイバー内の水蒸気が蓄熱したり輻射熱を吸収したりするので断熱数値以上に快適に暮らせます。
それに、セルロースファイバーの一番の長所は無類の調湿性能で結露を防止してくれることです。
結露は、万病の元と言われるカビを発生させるだけでなく、家屋の柱等の構造木材を腐らせて日本家屋の平均寿命は約30年と短命にしてきました。
昔の家は気密性が低く室内外の温度差が小さかったため結露とカビが発生しにくかったので、本物の無垢材を使った古民家は100年以上長持ちしています。
しかし、気密性を重視する現代の家屋は、夏と冬に室内外の温度差が大きくなり(夏の室内は涼しく冬の室内は温かい)は、結露が発生し易いのです。
結露の発生原理は、空気中の水蒸気が温度の低い面に当たると飽和状態になり気体から液体になるのです。
冬の結露を例に取ると、温かい室内の湿度の高い空気が冷たい窓ガラスで冷やされ、水蒸気は飽和状態となり窓ガラスの室内側に結露します。(熱伝導率の低い樹脂フレームの複層ガラス窓は室内側のガラスが室内温度で温められるので結露しにくいようですが...)
夏の壁内結露は更に厄介です。
透湿性の低いビニールクロス等を壁紙に使用していることの多い現代の家屋では、長時間の冷房で室内壁が冷やされ、外気から壁内に侵入した高湿の水蒸気がビニールクロスの裏側でせき止められ、室内壁の裏側(壁内)に結露しすることがあり、蒸発量より結露量が多いと壁内に結露が溜まり構造駆体を腐らせる原因になります。
お家の快適性能と健康性能を高めるためには、調湿性や透湿性は無くてはならない要素なのです。
(セルロースファイバー断熱の実際の性能のご参考として、私の自宅兼ショールームで1年間計測した室内外の気温・湿度を掲載してますので是非ご覧下さい。)
下の動画は、お客様のお家の天井裏にセルロースファイバーを約30cm厚みで吹き込んだ時のものです。
下の画像は、私のお家にセルロースファイバーを吹き込んた様子を綴ったブログ画像を時系列的に掲載しました。

2017年5月24日ブログ「(施工事例)明日がセルロースファイバーの最終施工日!」からのコピー画像です。
セルロースファイバーを天井裏へ吹き込むためにダウンライトを外し吹込み穴を確保、また壁中へはホールソーで内壁石膏ボードに穴を開け吹き込みました。

2017年5月26日ブログ「(施工事例)ショールームのセルロースファイバー吹込み施工最終日」からのコピー画像です。
セルロースファーバーを吹き込み後、壁の穴にフタをかぶせてビスで固定しました。(ホタテ漆喰塗りをするのでダウンライトは外したまま)

2019年6月19日のブログ「屋根裏断熱は最も効果的!」からコピーした下の動画は、
2階屋根裏にセルロースファイバーを吹き込んでいるところです。
調湿性能の高いセルロースファイバーで屋根裏を覆うと、
夏場は断熱効果だけでなく、準気化熱※による冷却効果も期待できます。
人間自身や生活活動(お風呂や調理等)から発生する湿気を
セルロースファイバーが水蒸気の状態で吸湿します。
セルロースファイバーに吸湿された水蒸気は昼間の強烈な太陽熱を吸収すると、
より激しく飛び回り軒下換気口や瓦の隙間から屋外へ飛び出します。
セルロースファイバーの乾燥に伴う準気化熱効果により
屋根裏の熱を屋外に逃がし冷却効果を発揮します。
※気化熱は液体が気体になる際に熱エネルギーを吸収して冷却しますが、
セルロースファイバーの場合は、
水蒸気(気体)の状態で熱を吸収し熱と水蒸気を放出(乾燥)
するため“準気化熱”と表記しました。
⇓これだけ吹き込めば輻射熱対策だけでなく飛行機の防音対策としても威力を発揮します。
音も熱も波で伝わりますが、音は音波、熱は電磁波です。
セルロースファイバーの細かな繊維が音波を受け微動することにより、
音波を熱エネルギーに変換し防音効果を発揮します。
一方、輻射熱を低減する原理は、セルロースファイバーが吸収した水蒸気が
電磁波を吸収して輻射熱が室内へ侵入するのを防ぎます。
下の動画は、約5㎝厚のセルロースファイバーを手のひらにのせて
火力の強いバーナーで燃焼試験をしたものです。
この試験はセルロースファイバーが燃えずに炭化することを証明するために行いましたが
手のひらが熱くならないことからもわかるように断熱性能も抜群なのです。
セルロースファイバーの本格的な防炎性能試験もご紹介します。
下の動画はカナダの第三者機関監視の下、火災実験を行いました。
結果は、断熱材無しの家屋が点火後40分で一番早く崩壊、
グラスウールで断熱した家屋は42分30秒後に崩壊、
セルロースファイバーで断熱した家屋は、67分後に崩壊しました。
ホウ酸で燃え難くなったセルロースファイバー断熱の家屋の耐火性能は
グラスウール断熱の家屋に比べ、崩壊までの時間比で57%上回りました。
たった24分30秒の違いですが、消化や非難するには十分な時間です。
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